ルンバj5 i5モデル登場
ルンバは年々進化を続け、2024年にはついに全機種に水拭き機能が標準搭載されました。そのため、ルンバモデルが複数登場し、どのモデルにどんな機能が付いているのか非常に分かりづらくなっています。
この記事では、最新ルンバ各モデルの違いや特徴を徹底的に比較し、あなたが今買うべきのルンバ機種をご紹介します。
今、ルンバを購入しようと考えている方は、ぜひ参考にしてください!
全機種に水拭き機能が標準搭載
ルンバの最新モデルを確認すると、ここ1年間で発売されたすべての機種に水拭き機能が標準搭載されています。以前は、水拭き機能なしとありの2タイプが選べる状況でしたが、現在ではすべてのモデルがこの水拭き機能(コンボ)を搭載するようになりました。
実際に、2024年に発売された廉価版モデルとなる「ルンバ コンボ Essential」においても水拭き機能が付いています。
価格的も3万円台からと非常に安価なモデルですが、現在ではすべてのモデルに水拭き機能が搭載されています。
この背景には、他社製品特にエコバックスなどのブランドでは、数年前から多くのモデルで水拭き機能付きのロボット掃除機が提供されており、この機能への需要が業界全体で高まっていることがうかがえます。こうした市場のトレンドに合わせ、iRobotもルンバシリーズ全体で水拭き機能を搭載することで、業界のニーズに応える商品展開を進めていると考えられます。
最新ルンバ各機種はこれ
2024年8月現在、公式ショップで発売されている機種は以下の4機種です。
・ルンバ コンボ Essential(2024.4発売)
・ルンバ コンボ i5/j5(2024.4発売)
・ルンバ コンボ j7 (2023.11発売)
・ルンバ j9/コンボ j9/コンボ j9+ (2023.11発売)
→2024年9月に最新ルンバコンボ 10 maxが追加で発売されました。
まずは、最新ルンバ全4種類(2024年9月発売の最新ルンバコンボ 10 maxは除く)を簡単にご紹介します。
ただ、今回ご紹介する機種はすべてゴミ捨て自動機能搭載モデル(+が付いたモデル)です。それ以外はご紹介しません。
その理由としては、私自身ゴミ捨て自動モデルでは無いルンバを長年利用していましたが、毎回ゴミを捨てる作業が埃も舞い、非常にストレスでした。その後ゴミ捨て自動機能搭載モデルを購入しましたが、その快適さの感動は今でも忘れられません。そのため、ゴミ捨て自動機能搭載モデル(+が付いたモデル)以外を選ぶのはNGとしています。
ルンバ コンボ Essential:最も安いルンバはこれ
「ルンバ コンボ Essential」は、現在販売されている全ルンバ機種の中で最も安価なモデルです。この機種は「ルンバ i2」の後継機にあたりますが、性能面では大きく異なります。
性能の違いは以下の比較表のとおりです。
比較表 | i2 | Essential |
---|---|---|
対応部屋数 | 3~4部屋 | 3~4部屋 |
吸引力 | スタンダード(1段階) | スタンダード(3段階) |
メインブラシ | デュアルアクションブラシ | シングルアクションブラシ |
自動充電&自動再開 | 対応 | 自動充電のみ対応 |
掃除部屋指定 | 不可 | 不可 |
掃除禁止エリア設定 | 不可 | 不可 |
水拭き機能 | 不可 | 対応 |
ダストボックス水洗い | 対応 | 不可 |
価格 | 39,800円 | 29,800円 |
以上の比較表を確認すると、今回新しく発売された「ルンバ Essential」は水拭き機能が新たに追加された他、吸引力が3段階となり、機能向上している面がある反面に、バッテリーが少なくなった際の掃除自動再開機能が無くなり、ダストボックスの水洗いができなくなりました。
また、定価価格も1万円高くなったため、コストパフォーマンスをどう判断するかは水拭きが必要かどうかという点が大きいです。
ルンバ コンボ i5/j5:カメラ搭載が大きな違い
次にご紹介するのは、ルンバ コンボ i5とルンバ コンボ j5モデルです。
この2機種は機種名が似ていますが、実は大きな違いがあります。その最も大きな差は、ルンバ i5にはカメラが搭載されていない点です。
カメラが搭載されていないため、対応できる部屋数が異なるほか、障害物回避機能もi5にはありません。現在のルンバ市場では、カメラ非搭載モデルは「ルンバ コンボ Essential」と「ルンバ コンボ i5」の2機種のみで、カメラ搭載モデルが主流となってきています。
ただし、カメラ非搭載のi5でも、各種センサーはしっかり搭載されているため、階段からの落下や壁への衝突といった大きなトラブルは回避できます。
性能面では、カメラが搭載されているj5モデルの方が優れており、障害物の認識・回避機能や掃除禁止エリアの設定が可能です。
一方で、i5モデルは価格面で安いというメリットもあります。カメラ非搭載でも、数年前のルンバ市場における上位機種同等の性能であり、コストパフォーマンスを重視する場合には、オススメできます。
比較表 | コンボ i5 | コンボ j5 |
---|---|---|
対応部屋数 | 3~4部屋 | 5部屋以上 |
吸引力 | スタンダード(1段階) | スタンダード(1段階) |
メインブラシ | デュアルアクションブラシ | デュアルアクションブラシ |
自動充電&自動再開 | 対応 | 対応 |
掃除部屋指定 | 対応 | 対応 |
掃除禁止エリア設定 | 不可 | 対応 |
水拭き禁止設定 | 不可 | 対応 |
障害物を認識・回避 | 不可 | 対応 |
水拭き機能 | 対応 | 対応 |
ダストボックス水洗い | 対応 | 対応 |
価格 | 79,000円 | 108,700円 |
コンボ j5は、カメラを搭載し、障害物回避や掃除禁止エリア設定が可能といった多くの新しい機能があるため、広い部屋やペットのいる家庭などに適したモデルとも言えます。
一方で、コンボ i5は、価格が安価な上に、標準的な掃除機能や水拭き機能が備わっており、基本的な掃除機能で十分と感じる方にオススメです。
どちらを選ぶかは、求める機能と予算のバランスを考慮して決めることが大事です。
ルンバ コンボ j7:水拭き機能が進化
次にご紹介する機種はルンバj7モデルです。
このモデルでは、従来のj5モデルと比較して、水拭き機能が大幅に向上しています。
比較表 | コンボ j5 | コンボ j7 |
---|---|---|
対応部屋数 | 5部屋以上 | 5部屋以上 |
吸引力 | スタンダード(1段階) | スタンダード(1段階) |
メインブラシ | デュアルアクションブラシ | デュアルアクションブラシ |
自動充電&自動再開 | 対応 | 対応 |
掃除部屋指定 | 対応 | 対応 |
掃除禁止エリア設定 | 対応 | 対応 |
水拭き禁止設定 | 対応 | 対応 |
障害物を認識・回避 | 対応 | 対応 |
水拭き機能 | 対応 | 対応 |
ダストボックス水洗い | 対応 | 対応 |
ラグをぬらさない | 非対応 | 対応 |
前後にゴシゴシ掃除 | 非対応 | 対応 |
価格 | 79,000円 | 169,800円 |
特にj7モデルに搭載されている掃除と水拭きの切り替えを自動でする機能は非常に便利です。さらに、スマートスクラブ機能で水拭きの際に前後にゴシゴシと人間が水拭きするかのうような掃除方法が可能とは驚きです。
ですが、水拭き機能を求めていない人にはj7モデルはおすすめできません。
j7とj5の基本的な掃除機能部分はほとんど同じでただ価格が上がるだけです。そのため、そんな方にはj5モデルもしくはこの後ご紹介するj9モデルをオススメします。
コンボ j9/コンボ j9+:最上位機種の実力
現在販売されているルンバ全機種の中で最上位グレードとなっているのが、このj9モデルです。
→2024年9月に最新最上位機種は発売されました。
このモデルは、これまでのj7モデルと比較してさらに吸引力が向上し、自動給水対応モデルが追加されました。
比較表 | コンボ j9+SD | コンボ j9+ |
---|---|---|
対応部屋数 | 5部屋以上 | 5部屋以上 |
吸引力 | 最大2倍 | 最大2倍 |
メインブラシ | デュアルアクションブラシ | デュアルアクションブラシ |
自動充電&自動再開 | 対応 | 対応 |
掃除部屋指定 | 対応 | 対応 |
掃除禁止エリア設定 | 対応 | 対応 |
水拭き禁止設定 | 対応 | 対応 |
障害物を認識・回避 | 対応 | 対応 |
水拭き機能 | 対応 | 対応 |
ダストボックス水洗い | 対応 | 対応 |
自動給水機能 | 非対応 | 対応 |
ラグをぬらさない | 対応 | 対応 |
前後にゴシゴシ掃除 | 対応 | 対応 |
価格 | 169,800円 | 199,800円 |
j9モデルは全部で2機種発売されていますが、グレード順に並び替えると以下の通りとなります。
Combo ™️ j9+ > Combo ™️ j9+SD
上記比較表のとおりグレードがあがるにつれて搭載される機能が増えていきます。しかし、j7モデルと比較すると本体の違いは吸引力が最大2倍になっただけでなので、こちらも大きな違いはありません。
SDモデルであれば自動給水機能はついていないため、自動給水機能が欲しい人はCombo ™️ j9+ を購入することをオススメします。
今買うべきルンバはこれ
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は2024年最新のルンバ全機種を徹底比較してみました。
現在のルンバは、性能向上が一段落している部分も多く、自動給水機能などの付加価値を付けて価格が上昇している現状が見受けられます。
私からの個人的なアドバイスとしては、ルンバを購入するなら中間グレードが最もお得だということです。2024年秋の時点であれば、ルンバ コンボ j5+を購入するのが一番お得です。
しかし、タイムセールなどで旧機種が安く販売されていることも稀にあるため、ルンバを購入される際には、価格と性能面をよく比較検討して、ご購入される方にとって一番最適の機種をぜひご購入ください。
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