2025年春ルンバ フルモデルチェンジ
2025年春、ロボット掃除機界の最大手ルンバが、これまでにない大規模のモデルチェンジを行い、ラインナップをフルリニューアルしました。
今までの新モデル発表では、一部のラインナップ(廉価、ミドル、最上位のどれか)のみ発売されることが多いルンバでしたが、ここまで全てのラインナップが一新されることは今までありませんでした。
そんな中、今回新たに発表された全6機種(細かなバリエーションを含めると全9モデル)は、従来のルンバとは大きく違う性能、価格となります。今回は、2025年春の最新ルンバと過去モデルの違い、そして新モデル同士の特徴や選び方についてご紹介します。

現行ルンバ全8機種の比較
まずはじめに、今回フルリニューアルした6機種を含むの性能や価格を以下にまとめました。
過去に発売された機種の中で、現行で販売継続されている機種は、「Roomba Combo 10 Max Empty/AutoWash」の2機種となっております。その他のルンバiシリーズやjシリーズはラインナップリニューアルに伴い、販売終了となりました。
モデル名 | 吸引力 | 水拭き | 障害物回避 | ゴミ自動収集 | モップ自動洗浄 | 価格(目安) |
---|---|---|---|---|---|---|
Roomba 105/105+ | 最大70倍 | △ | △ | × | × | 39,400円 |
Roomba 205 | 最大70倍 | △ | △ | ◯ | × | 59,200円 |
Roomba Plus 405+ | 最大70倍 | ◯ | △ | ◯ | ◯ | 98,800円 |
Roomba Plus 505+ | 最大70倍 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | 128,400円 |
Roomba Combo 10 Max Empty/AutoWash | – | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | 197,800円 |
Roomba Max 705+ | 最大180倍 | × | ◯ | ◯ | × | 99,800円 |
※吸引力はRoomba 600シリーズとの比較
↓水拭き機能が必須なら「Roomba Plus 505+」がオススメ!

↓水拭き機能が不要なら「Roomba Max 705+」がオススメ!

モデル名の違い
今回もフルモデルチェンジとなり、今までとはルンバのグレードを示す表記が変わりました。
簡単に説明すればRoomba<Roomba Plus<Roomba Maxとなり、無印からプラス、マックスとグレードが上がります。
- Roomba:廉価モデル。とにかく安い機種が欲しい方や一人暮らしで掃除する部屋が少ない場合にオススメしたい機種。
- Roomba Plus:コストパフォーマンスのバランスが取れたミドルモデル。性能をある程担保されたコスパの良い機種が欲しい方や複数の部屋を掃除したい方にオススメで、吸引力や自動化機能が強化された機種。
- Roomba Max:現行機種の中で最上位モデル。ペットのいる家庭やカーペットのある部屋を掃除したい方などにオススメで、最高レベルの吸引力と性能を備える機種。
過去機種との違い
過去機種と今回フルモデルチェンジとなった機種の違いは以下のとおりです。
・吸引力大幅アップ
・水拭き機能の進化
・障害物回避とマッピング性能の向上
・低価格化
吸引力大幅アップ
過去のモデルでは、吸引力が強化される機種は上位モデルに限られていましたが、2025年春にフルリニューアルした新モデルでは、廉価モデルでも十分な吸引性能があり、最上位モデルのRoomba Max 705+ は過去モデルと比較して最大180倍の吸引力を実現しており、カーペットやペットの毛、細かなホコリまでしっかりと吸い取ることができます。

水拭き機能の進化
従来のルンバでは、水拭き機能は一部の上位モデルのみの搭載でしたが、2025年春にフルリニューアルした新モデルでは、廉価モデルでも性能は劣りますが水拭き機能が標準装備となっています。さらに、ミドルモデル以降であればモップの自動洗浄や送風、温風乾燥、自動給水といった機能も追加されています。また、ミドルモデル以降は、自動パッドリフト機能であったりモップの形状が異なったりする点も違う点となります。
障害物回避とマッピング性能の向上
新モデルには「ClearView Pro LiDAR」センサーや「PrecisionVision AI」といった最新技術が搭載されています。これにより、家具やペット、コードなどの障害物をより正確に認識し、回避できるようになりました。暗い場所や複雑な間取りでも高精度なマッピングが可能となり、掃除の効率が格段に上がっています。

低価格化
過去のモデルでは、上位機種が20万円程度の高価格帯となっている状態がここ数年続いていましたが、今回のフルリニューアルで価格帯が大幅にぐっと抑えられた形となりました。一番の新機種の最上位機種でも12万円台で発売されており、他社に対抗した追従した安価で高性能な機種となりました。
オススメ機種はこれ!
水拭き有 コスパで選ぶならこれ
現行機種の中で水拭き機能を有する機種の中で一番コストパフォーマンスに優れている機種は「Roomba Plus 505 Comboロボット + AutoWash充電ステーション」です。
Roomba Plusであり、Maxとは異なりミドルグレードという位置づけですが、水拭き機能有モデルの最上位「Roomba Combo 10 Max」はフルモデルチェンジ前の規格であり、性能面でほぼ違いがありません。
搭載センサーなどはむしろ「Roomba Plus 505 Comboロボット + AutoWash充電ステーション」の方が優秀な部分もあるため、現時点で水拭き機能搭載で掃除機能が優秀なコスパ最高機種と言えます。
参考に、一つ下のグレードとなる「Roomba Plus 405+」にはカメラが搭載されていないため、掃除精度が下がってしまいます。

水拭き不要で高性能が良いならこれ
水拭き機能が不要であれば、高性能モデルが一気にお手頃価格となります。
「Roomba Max 705 Vac ロボット + AutoEmpty充電ステーション」は現行機種で最高性能を誇りますが、水拭き機能が搭載されていないため、10万円を切る価格設定となっています。
自動掃除機市場は日本に限らず、全世界が商圏となっているため水拭き機能搭載が最近のトレンドとなっていますが、正直日本の家庭では水拭きする機会が少ないという方も多いのではないでしょうか。
そんな方に非常にオススメできる機種「Roomba Max 705 Vac ロボット + AutoEmpty充電ステーション」となります。

まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は、2025年春にフルモデルチェンジとなったルンバ全機種の違いと過去機種との比較をご紹介しました。
今回のモデルチェンジでは高性能なルンバが低価格で手に入れることができるようになったため、購入する際の参考にしてください。
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