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金沢山(海)外環状線道路
金沢の外環状線道路は通称外環(そとかん)や「やまかん」、「うみかん」と呼ばれ金沢市民の欠かせない生活道路となっています。
外環状線道路は元々、昭和45年に「金沢市60万人都市構想」として金沢市として初めての交通ネットワーク長期構想として策定され、その後幾度の計画変更を経て平成8年に現在の外環状線道路の計画である「金沢市新基本計画」が策定されて、現在はこの計画に基づき金沢外環状線道路は建設を行っています。
平成18年には山側幹線は前線開通となり、その後海側幹線についても順次着工しており令和3年4月現在で大河端-福久間の3.2kmを除く区間のすべてが共用開始(側道部含む)しており、全線開通も遠くない未来へ近づいてきています。
当ブログでは1年前にも現在の工事状況を紹介しており、1年間での進捗状況も併せてご紹介します。
大河端-福久間工事状況
国土交通省からIC名等が入った詳細な情報が出されていますので、あわせてご確認ください。
大河端付近
1年前の様子
現在開通済みの大河端以降の様子です。
大河端には浅野川が流れており、その川を超える超大な橋が掛かります。昨年工事の状況をお伝えした段階では、橋脚はすでに完成していたものの川の上にかかる橋部分は一切着工していない状況でした。
そこから1年間の間で浅野川部分かかる箇所はすでにある程度完成しており、残りは100mほどで久安方面にすでに完成している高架道路に接続する様子です。
千田付近
1年前の様子
千田付近では、こちらも昨年の段階では橋脚しかなかったものの現在は県道200号線を福久方面へ少しこえたところまで、高架橋がすでにある程度完成しています。
それ以降については、現状途切れており道路建設ルートに土が盛られている状態になっています。
千木付近
千木付近においては、所々で一部構造物は造られているものの道路の建設状態には程遠い状況です。
福久付近
福久付近においても、道路の完成形がまだ見えない状態ではあるものの全区間内において工事を実施しており、完成まで急ピッチで工事が進められている状況が見受けられました。
特に、福久の8号線と合流する箇所については現状どのように合流するようになるのか不明なため、今後に期待です。
全線開通し外環状線道路が完成するのはいつ?
外側環状線道路の海側幹線未通区間である大河端-福久間の完成時期(共用開始)については石川県が令和2年3月27日に発表した資料によると、大河端-福久間の共用開始時期は2022年度が予定されているようです。
ただ、あくまでも暫定供用開始であり開通するのは山側2車線の対面通行となると発表されています。
現在の工事状況をみても海側2車線については未着工な箇所が多く4車線での開通はまだまだ先になることが予想されます。
昭和45年に策定された構想から50年以上が経過し、ようやく金沢の大交通ネットワークが完成し繋がろうとしています。ただ、現状で開通となるのは側道部分を多く含み、立体構造となる本線部分は未着工箇所が未だに多くあり本当の意味での全線開通までは10年いや20年以上かかるのかもしれません。
しかし、金沢の大交通ネットワークが完成することで、金沢市の中心部はもちろん渋滞がちな国道8号線を経由せずに金沢の端から端へと移動することができるようになり、中心部や8号線の渋滞緩和が見込まれより快適な交通が完成されていきそうですね。
まとめ
今回は2021年4月現在での金沢外環状線道路の現状をお伝えするとともに、1年前の状態とに比較も行いました。
石川県の発表によると2022年度内に大河端-福久間が開通する見込みとなっており、今後も当ブログでは工事状況を随時お知らせしていきたいと思います。
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